おしゃれ通信BLOG

服が好き

★切れ味バツグン、裁断バサミ★

布を切るためだけの大きなハサミ。 「断ちバサミ」「ラシャ切り鋏」 という プロ仕様の道具のひとつです。 これ、実によく切れます 切れないと使い物になりません。 布地を買ったことのある人なら 目にしたことがあるかも ちょこっと切れ込みを入れたところから このハサミをあてたと思いきや そのまま布地の上を滑らせて...

服が好き

わたしと服―★わたしの中のファッション屋★

もの心ついた時には、布の反物の中で弟と遊んでいた。 布を裁断するハサミで紙を切っては、叱られていた。 時代は昭和の豊かさへの階段を駆け上がっていた。 両親はとにかくお店優先だった。 夜遅くまで忙しかった。 子供が夕食を取る時間はとうに過ぎていた。 すきっ腹を抱えながら、弟と二人お店に通じる階段の途中で 眠り...

服が好き

「季節を感じるアンテナ」を張る

3月3日、「桃の節句」というけれど 桃の花は咲かず梅の花が満開のころ 5月5日、「端午の節句」に 菖蒲の花もちと早い 7月7日、「七夕」は雨の心配をし 天の川は見れず 季節感にズレを感じていました、わたくし。 これ、どうやら明治の初めに それまで使っていた暦を 西洋風を取り入れて 新しい暦(グレゴリオ暦)に...

服が好き

生地芯でチャンバラごっこ

私が一歳のお誕生をむかえる頃、 両親はここ福山の地で洋装店を営んでいました。 ものごころついた時には、反物の中で弟とかくれんぼをしていました。 「忍者部隊 月光」 「ハリマオー」 子供向けの実写ドラマには、チャンバラが付きものでした。 服地を巻いてある 芯 を知っていますか? あれが、まこと いいことに 剣...

服が好き

ぼくの中のMade in Italyは、30年前の大阪船場から始まった。

「まいど!おおきに。耕一くん、よう来てくれはったなあ。」 初めてお会いした時、 その人は経営する自社ビルの玄関先を、 自らホウキで掃除されていました。 サスペンダー付のズボンのお腹を揺らしながら 真っ白な口髭・顎髭をたくわえ 柔和な目がメガネの奥で笑っていました。 大阪は船場のど真ん中! 友人と組み、戦後の...

服が好き

MON Nakamura 色あせない想い

「いつまでも美しい自分でいたい」 人は誰しも無意識のうちに、 そんな風に思っています。 人生はいろんな事が起こります。 辛いこと、悲しいこと、苦しいこと、楽しいこと。 ただ、そんなことを全く周りの人々に見せず、 いままで何の苦労もなかったように、 言葉遣い・仕草・持っている雰囲気・趣味までも 内から湧き出る...